副業を始めた頃、
私の頭の中にあったのは
「収入の柱をもう一本持ちたい」という、
とても現実的な理由でした。
UI / UXデザイナーとして長く働いてきましたが、
40代半ばを過ぎたあたりから、
正直なところ、こんな不安も出てきました。
この先もずっと、
- 業界のトレンドを追い続けて
- 新しいツールを学び続けて
- AIを効率よく使いこなしながら
- デザインを“メインの収入源”として続けていけるのだろうか
好きな仕事ではあるけれど、
「いつまでこのペースで走れるのか」という不安は、
少しずつ、でも確実に積もっていきました。
副業を探し始めたきっかけは、不安だった
だからこそ、
収益のパイプラインを探し始めたのが、
副業のスタートでした。
YouTube、note、ブログ。
小さく始めて、
少しずつ形にしていく中で、
ありがたいことに、結果も出始めました。
でも、その途中で
もう一つの不安が顔を出しました。
このままだと、副業も「仕事」になってしまう
気づけば、
副業のことを考える時間が増え、
数字を気にし、
次に何をすべきかを常に考えている自分がいました。
「もっと伸ばさなきゃ」
「ここで止まったら意味がない」
そんなふうに思い始めたとき、
ふと、冷静になったんです。
このまま進んだら、
副業もまた“命をかけて取り組む仕事”になるのではないか。
本業でも全力。
副業でも全力。
それが悪いわけではありません。
でも、そうやって走り続けた先にあるのが、
“働き続ける人生”だけだったら?
そう考えたとき、
少し怖くなりました。
副業を「趣味」にしたいわけでもない
誤解されたくないのですが、
副業を「遊び」や「気まぐれ」にしたいわけではありません。
ちゃんと向き合うし、
手を抜くつもりもありません。
ただ、
人生のすべてを注ぎ込む対象にはしない
と決めました。
副業は、
人生を広げるためのもの。
人生を削るためのものではない。
自分に課した、いくつかのルール
そう思ってから、
副業に対していくつかのルールを決めました。
- 生活を壊すほど時間を使わない
- プライベートを犠牲にしない
- 成果が出なくても、自分を責めすぎない
- 「止める」という選択肢を常に残しておく
このルールがあるだけで、
副業との距離感が、ずいぶん健やかになりました。
「続けられる形」が、いちばん強い
40代になって感じるのは、
短距離走よりも、
長く走れる形のほうが大切だということです。
副業も同じで、
無理をすれば、
どこかで必ず息切れします。
だから私は、
副業を“第2の職業”にするのではなく、
人生の中に置く「もう一つの選択肢」として育てていくことにしました。
まとめ
副業を始める理由は、人それぞれです。
不安から始めてもいい。
収入が目的でもいい。
ただ、
その副業が
いつの間にか人生を縛る存在になっていないか。
ときどき立ち止まって、
自分に問い直すことは、
とても大切だと思っています。
私はこれからも、
「働くこと」だけに人生を使わないために、
副業とも、ほどよい距離で付き合っていくつもりです。