ポートフォリオを準備しようとすると、
多くの人が一度はこんな疑問を持つと思います。
「作品は、いくつ載せればいいのだろう?」
「数が少ないと、評価されないのでは?」
私自身も、最初は同じように悩みました。
ですが、実際に仕事につながってきた経験を振り返ると、
作品数そのものが評価を決めていたわけではないと感じています。
結論から言うと「多ければいい」わけではない
結論を先に書くと、
ポートフォリオに載せる作品は、
多ければ多いほど良い、というものではありません。
それよりも重要なのは、
- その作品で何を考えたのか
- どんな課題があったのか
- どう解決しようとしたのか
こうした中身が伝わるかどうかです。
極端な話、
完成度の高い作品が10個並んでいても、
背景や意図が分からなければ、
見る側は判断に困ってしまいます。
私が意識している目安は「3〜5作品」
実務につながるポートフォリオとして、
私が一つの目安にしているのは、3〜5作品です。
このくらいの数があると、
- デザインの傾向が分かる
- 思考の一貫性が見える
- 得意な領域が伝わる
といった点を、無理なく伝えることができます。
逆に、
数を増やすことを優先しすぎると、
一つひとつの説明が浅くなりがちです。
「少ない=弱い」ではない
作品数が少ないことを、
ネガティブに感じる必要はありません。
大切なのは、
その作品がどんな役割を果たしたかです。
・情報が整理された
・ユーザーが迷わなくなった
・クライアントの意図が伝わりやすくなった
こうした変化が説明できるなら、
それは立派なポートフォリオになります。
載せない作品を決めることも大事
ポートフォリオを整えるとき、
「何を載せるか」だけでなく、
「何を載せないか」も重要です。
- 今の方向性と合っていない
- 説明が難しい
- 自分でも納得できていない
そうした作品は、
無理に残さなくても構いません。
見る側にとっても、
情報が整理されている方が、
安心して判断できます。
ポートフォリオは「固定」ではなく「更新していくもの」
最初から完璧な数を揃える必要はありません。
ポートフォリオは、
仕事をしながら少しずつ育てていくものだと考えています。
最初は2〜3作品でも構いません。
新しい経験が増えたら、
入れ替えたり、追加したりする。
その過程自体が、
「実務を続けている証拠」になります。
まとめ
ポートフォリオに載せる作品数に、
明確な正解はありません。
ただ一つ言えるのは、
数よりも、伝わるかどうかが大切だということです。
- 少なくても、考えた跡が見える
- 背景や意図が説明できる
- 誰かの役に立ったことが伝わる
そうした作品が揃っていれば、
ポートフォリオは十分に機能します。
次回は、
「ポートフォリオに“載せない方がいいもの”」
について、もう少し踏み込んで書いてみようと思います。