正直に言う。

いま私がやっている「副業らしきもの」は、ぜんぶ合わせても、まだほとんどお金になっていない。
それでもやめる気はない。むしろ、種類は増える一方だ。
今日はその棚卸しをしてみようと思う。数字の自慢話ではなく、「40代(もうすぐ50歳;)のデザイナーが、なんでこんなに手を広げてるのか」という記録として。同じような立場の人ー現役でデザインの仕事をしながら、「この仕事、いつまでできるんだろう」とふと考えてしまう人—に、少しでも届けばうれしい限りだ。
いま走らせている7本のパイプライン
数えてみたら7つあった。数だけは多い。自分でも笑ってしまった。
1. YouTube(4チャンネル)
4つ運営していて、そのうち2つは一度は収益化を通ってgoogleからのお金が通帳に振り込まれた。……が、いまは収益停止をくらっている状態。コンセプトを見直して、チャンネルを再構成して、もう一度収益承認を申請する予定。焦らないで長い目で、こつこつ動画を作って上げていくつもりなのだ。
2. このブログ
そう、いま読んでもらっているこれ。数年——いや、それ以上のスパンで、自分の人生の記録を残している場所。副業として稼げるかどうかは、正直いまは後回し。「AI時代を航海する40代デザイナーの記録」、それがこのブログの軸だ。
3. デジタル資産(SUZURI)
SUZURIにデジタルコンテンツを上げて、オンデマンドでグッズとして売る、という試み。……状況はよくない。花柄のマグカップが1個売れただけ。理由ははっきりしていて、自分の「キャラクター」がまだ固まっていないからだ。ここも2〜3年先を見て進めている。
AIで作られてどれも似たようなものが溢れる中、他とは違う何か!の差別差を持たないと生き残らない。ツールはいくらでもあって、アイディアさえあれば簡単に制作できちゃう時代だから、より、深く考えて実践していくべきだい。
4. オンライン講座(CLASS101)
日本からでも受講できるCLASS101で、講座制作を準備中。CLASS101は韓国発で、いまは韓国・アメリカ・日本の3か国で展開しているサービスだ。ただ、私のほうはまだカリキュラム承認が下りた段階。だから、正直まだ語れることは何もない。承認だけ、といういちばん最初の一歩。
5. 電子書籍
自分の業務ノウハウや実戦スキルをまとめた電子書籍を書いて、販売中。成績は……ぱっとしない。でも、書いたこと自体が財産になる、と思っている。
Pdf電子書籍も溢れている中、より読みたくなりようなコンテンツでないとだめ。考えろ、考えろ。
6. 韓国語レッスン
韓国語ネイティブとして、世界中の「韓国語を学びたい」ニーズに応えるレッスン。これは、年をとってからでもできる副業として考えている。いまはユーザーに合わせたオリジナル教材を準備しているところ。自分が韓国人だから誰にでもうまく教えるかはまた別の話。基礎から人前でわかりやすく教えるのもスキルだ。磨かないと伸びないのが講師の仕事だと思う。
7. アプリ開発
先日リリースしたばかりのアプリ2つ。いまは無料アプリだけど、ゆくゆくはサブスク型のアプリも構想中。
……こうして並べると、我ながらすごい。7本。そして、繰り返すけど、まだどれも「稼げる副業」にはなっていない。いちばん大きな収入源は、あいかわらず本業のUI/UXデザインのフリーランス仕事だ。
じゃあ、なんでやってるの?
ここが今日いちばん書きたかったところ。
「儲かってないなら、やめれば?」—ごもっとも。効率だけ考えたら、本業に集中したほうがいい。
でも、私がこれを続けている理由は、たぶん2つある。
ひとつは、時間の使い方の問題。7本のうち、すぐお金になるものはひとつもない。全部、2〜3年、あるいはそれ以上の「仕込み」だ。逆に言えば、いま仕込んでおかないと、2〜3年後に「あのとき始めておけば」と思う自分がいる。種は、実る前に蒔くしかない。
もうひとつは、もっと切実な理由。
現役のデザイナーを、いつまで続けられるんだろう。
これ、たぶん同世代のデザイナーなら、一度は頭をよぎったことがあると思う。AIがUIをすごい速さで生成する時代。手を動かすスキルだけで食べていける保証は、どんどん薄くなっている。
だから私は、収入の柱を一本足打法にしておきたくない。デザインの経験を活かせるもの(グッズ、電子書籍、講座)、経験がなくてもできるもの(韓国語レッスン)、AIと一緒に育てるもの(アプリ)。方向のちがう種を、あちこちに蒔いておく。どれかが芽を出すかもしれないし、全部そこそこ育つかもしれない。それは、いまはわからない。
わからないまま、蒔く。それがいまの私のやり方だ。
「稼げてない」を、正直に書いておく意味
ネットには「副業で月◯万円!」みたいな成功談があふれている。でも、始めたばかりで、まだ何も実っていない時期の記録って、意外と少ない。
だからあえて、いまの「ぱっとしない」を残しておく。
2〜3年後、この7本がどうなっているか。全滅しているかもしれないし、どれかが柱に育っているかもしれない。どっちに転んでも、この「スタート地点の正直な記録」は、未来の自分にとって意味があると思う。そして、いま同じように種を蒔きはじめた誰かにとっても。
焦らず、こつこつ。
今日はそんな、ちょっと不格好な現在地の話でした。